« 2012年7月 | トップページ | 2013年2月 »

2012年12月

2012年12月16日 (日)

ヘリコプターの飛行の原理 その5

スタビライザー(フライバー)
メインローターと平行にスタビライザーやフライバーと呼ぶ羽根を付けて外部からの影響を押さえてコントロールしやすくする。ローターとは羽根の位置を90度ずらしている。仕組みは良くこんなものを考えだいたと思うほど巧妙である。AlignのT-rex450のスタビライザーの写真で説明する。

2a

なおT-rex450のローターは上から見て時計回りに回転するのでジャイロプリセッション効果は押した方向とは右に90度ずれて働くことを覚えておく必要がある。
スタビライザーは回転軸に対し上下とスタビライザーの軸周りに自由に傾くことができるようにローターのハブに取りつけられている。スワッシュからローターへのロッドは、このスタビライザーの回転軸から少しだけオフセットされた位置で回転するように取り付けられたミキシングアームを介して接続される。左側のロッドを下へ引っ張るとミキシングアームの左側が下がるのでミキシングアームの右側が上がりローターを押してローターのピッチが下がる。
もしスタビが右に下がるように傾いていたら、ミキシングアームはオフセットされているので、ミキシングアームの右が下がり手前のローターのピッチが上がる。反対側は下がるので、揚力は手前が強くなりジャイロプリセッションによりローター軸は右回転(時計回り)するような力が働き、スタビライザーと元の角度を維持しようとする。
スタビライザーは自由に回転するので飛行中に何らかの作用で機体が傾いても慣性により元の回転面を維持しようとするので機体の安定は保たれる。

続きを読む "ヘリコプターの飛行の原理 その5" »

« 2012年7月 | トップページ | 2013年2月 »