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2013年2月16日 (土)

ラジコンヘリの選定・整備

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                             対象の機体

ここではシングルローターのモーターヘリであるT-REX450500クラスを念頭に述べる。

単に筆者が所有しているからだが幸い本格的なラジコンヘリを目指す人に取ってスタンダードな機体だろう。

このサイズの中にはやわな機体を平気で出してるところもあるが、このサイズで剛性の足りない機体はまともに飛ばないと思った方が良い。このサイズはスケールボディも豊富にそろっている。ただし、かなり調整しないとまともに飛ぶようにならない機体も多いのでまともに飛ばせるようになったらそれを確保して別に作ることを勧める

その他の種類のヘリに付いて以下に簡単に述べる

 マイクロサイズのヘリでも可変ピッチなら動作が機敏だったりパワーが不足のせいで舵の効きがおかしくなったりすることはあっても基本的な飛ばし方は普通のサイズと同じなので飛ばす練習にはなる。大きさのせいで壊れにくいし場所も狭くて良いので(可変ピッチなので屋外で問題なく飛ばせる)お勧めだが、大きさのせいでメンテナンスの方法はかなり異なる=おおむね簡単=と考えてほしい。ナインイーグルのREVO(コアレスモーター)を持っているが、これなら空中戦(ぶつけあいっこ)をしても良い。450のような悲惨な結果にはならない。テールパイプが致命的に弱いのとモーターも充電池も消耗品であることに注意すれば難しいメンテは無い。テールパイプは編んでない繊維のカーボンパイプなのですぐに割れる。ちゃんとした丸パイプがあれば、もしくは配線が表に出ても構わないならカーボンの3Φの丸棒の両端を削って差し替えればまず壊れなくなる。手羽先の竹串が良いという人もいる。あまり上部に作ると副作用がでるので注意する。ブラシレスモーター機ならモーターが「へたる」こともないし、パワー不足もないだろう。

 

安い二重反転式のヘリはそもそもちゃんと飛ぶようにはできていないので除外する(あの値段で浮かぶだけでもたいしたことではある)本物の2重反転式のヘリはスワッシュプレートでピッチが変えられるのでまともにとぶ。

残念ながらこの複雑の構造をちゃんと再現したものを見たことが無い。

 固定ピッチのヘリもローターの回転数が変わることによる操作性の低下だけでなく、安定性を重視するあまり舵の効きが悪いフライバーになっているものが多い。ちゃんとヒラー式を取り入れていれば舵は効くが、屋外で風で浮いたときに回転を下げると制御が難しくなるのだけはどうしようもない。

 

同じサイズのメインローターを4枚以上持つマルチローター機は大きさが小さければモーターのレスポンスが上がるので驚くほど飛ばしやすいと思うが、大きなマルチローター機を飛ばしている人は皆苦労している。

このタイプのマルチローター機はモーターが止まった時の生き残り率が悪くしモーターが止まる可能性は決して低くないのでまともな有人機が出るのはまだ難しいだろう。実機にこだわらない人向けになる。ただし無人機としては模型ではなく大威張りで本物が比較的容易に作れる。しかし構造が違いすぎるのでここでは除外する。

 

エンジン機に関しては、筆者の知識が未熟すぎるので説明しない。モーターのパワーが十分ある今ではエンジンヘリのメリットは少ないだろう。

メンテが面倒くさい。本物ではレシプロエンジンなんてロビンソンの下位機種くらいにしか使っておらずほとんどがジェットタービンである。ジェットタービンの音はレシプロエンジンより高速で回るモーターに近い。本物のジェットタービンのラジコンヘリは素晴らしいなんてものではないが技術もお金もパイオニア精神もなみの人間とは無縁である。それでも狭い範囲を大人しく膝をがくがくさせながら飛ばしていると聞くとなんて奇特な人たちなんでしょうと感心するしかない。レベルが違いすぎるので除外。

なお飛行機の場合はエンジン機は、涎が出るほどリアルだ。

送受信機はよほどの事情が無い限り2.4GHzのもの以外は使用するべきでない。昔からあるFMAM式は混信の危険性があるが2.4GHzのものはすぐそばで外国製のよほど違法の送受信機のスイッチを入れられでもしない限り近くでまず混信しない。

欠点は「電波の直進性が強く見通しが効かないところには届きにくい」といことくらいしかないと思う。普通ラジコンヘリでは見えないところを飛ばしたらまず墜落するので問題にならない。新しい技術は問題を含んでいる場合が多いが、ラジコンの送受信機に関しては2.4GHzで悪い話を実際に聞いたことがない。

2.4GHzでも色々種類があるが一般に高い送受信機はチャンネル数が多く、チャンネルの出力とスイッチの連動具合(ミキシングなど)を細かく設定できる。ヘリの場合6チャンネルもあればちゃんと飛ばすことができ、ヘリのスワッシュに対応していれば難しいミキシングを使う必然性もない。良いグライダーなどを飛ばすときはチャンネルやミキシングがたくさん必要になる。

送信機のスロットルの位置の違いなどでモード1、モード2などの種類がある。モード2の方が左にエルロンとエレベーターがくるので本物の操縦かんと似ていないこともないが、所詮操縦桿とスロットルレバー、ラダーペダルの組み合わせとは異なる。日本ではモード1の人が圧倒的に多いのでモード2の場合だと飛ぶ機体かどうか判断してもらえない可能性が非常に高いのでモード2を選ぶ人は覚悟した方が良い。

なお、ヒロボーのQuarkシリーズはスケール機まである、初心者向けとしてもなかなか良いものであるが残念ながら送受信機は専用のFM式だけである。最近はFMを使う人が少ないので混信することは少ないかもしれない。この機種のローターは安全に配慮した小型で発泡製なのでこの機種だけはFMでも良いかもしれない。

大きさ

1mの長さの棒なら掌の上でバランスを取るのは簡単だが、鉛筆ではまず無理である。平らな板の上にボールを置いて落ちないようにするのに大きい板の方が簡単である。ヘリもこれと同じように静的に安定していないものを制御力でどうにかしなければならないので大きいほど制御が楽である。

もっともラジコンヘリの場合は機械(電気)仕掛けの助けを借りないと安定できないのでその装置の優劣が制御し易さに絡んでくる。

いざという時に機械や電気がうまく働いてくれるわけではないし、間違った操作のときでも大きい方が回復操作を打ち易い。

しかし、大きい機体はお金も掛かる。

いくら修理代にお金がかかろうが動じない人でなおかつ飛ばす場所もあるのなら最初から大きい機体でも良い。

450クラスで安全に練習する場所がないというのならマイクロクラスの可変ピッチ機で練習するのも良いだろう。お金も比較的かからないし、恐怖心もあまり感じないだろう。しかし、しょせんこの構造では普通のクラスのヘリとは次元が違うので、飛ばす場所があり、そのうち本格j的なクラスを飛ばしたい気持ちがあれば450クラスあたりが適当だろう。このクラスになるとせわしなさがずいぶんとなくなり、ずいぶんと飛ばしやすくなる。これが飛ばせるようになれば600700クラスもぎゃうにマイクロクラスも手を出しやすくなる。少し飛ばせるようになると一機だけではもの足りなくなるので(折角飛ばしに出たのに一機だけでは墜落するとそこで飛ばせなくなる)最初は練習用の適した機体が良い。練習用といってもいい加減な機体では練習にならなないのT-REXなどのしっかりした機体が良い。(ちょっと前までは中国製はろくなのがなかったが最近は良くなりつつあるらしい。某メーカー系の人がKDSinnovaをほめててびっくりした)

完成品を買うのでなくキットを組んで仕組みを覚えるというのも良いだろう。まともに飛ばすためにはヘリを組める程度の知識は必要になるし、ラジコンヘリの完成機って取り敢えず飛べるかもしれないがそれ以上に信用しちゃいけない。子供のおもちゃとはことなりそれなりの知識が要求される大人のおもちゃなのである

ベルト駆動とシャフト駆動

テールローターのドライブは、ベルト式とシャフト式があるが、シャフト式の方が抵抗が少ないので負荷も軽いが、テールを地面などにぶつけたときはシャフト式の方が圧倒的に壊れやすい。ちょこんと砂の表面をテールローターが、かすっただけでシャフトの端のどちらかの傘歯車が破損する場合が多い。

垂直尾翼の下の方に車輪を付けるのも破損を防ぐ良いアイデアである。ベルトの場合でも結構役に立つ、自分の場合はスケール機以外最初に付けたタイヤがそのまま付けてある。高速で進入して来て前を思いっきり上げて着陸させる時などテールのタイヤでコンクリートの上を滑走することもできる(^^)

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