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2017年5月

2017年5月30日 (火)

河原での暑さ対策

暑さ対策

昔の、電動ラジコンヘリの飛行場は、冷暖房完備のプレハブ小屋があって中華の出前もあるという、暑い日には小屋から一歩も出ずに過ごすということも出来たが、飛行機場は河川敷なので恒久的な設備は置けないということで、炎天下で脳がとろけようが機体がとろけようが電灯線なしで頑張るしかない。

先週の日曜も、ものすごい暑さで、そのためか満足に飛べない機体が続出。

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なぜか浮きが悪くてスロットルを上げないと墜ちて来る今日のふくろうさん。
スロットルを上げるとこの機体の癖でくるくる宙返りをし始める。
うーむ、プロペラを止めて降りた(?)はずなのにペラが折れていた ^^;


さて河川敷の暑さ対策は熱線反射材を使ったタープとか言うテントが良い。キャンプのときによく見る形でなく運動会でよく見る形をタープというらしい。
熱線反射材があると5℃以上楽に温度が下がるらしい。

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4年前に買ったキャンパーズコレクションのアルミ製2.2m幅を使っていたが、アルミ製は軽いが壊れやすいので展開と撤収には無理な力が掛からないように注意が必要である。

とは言いながら骨が一本折れていたり布が破れていたりしている。これはバーベキューの時にいつの間にか知り合いが片づけた時にそうなったのだが、均等に伸び縮みさせることを知らないと簡単に壊れるのである。


先々週も暑かったので、これを引っ張り出して、快適にファントムを飛ばしていたら、突風が吹いて

Photo

こうなった ^^;


突然の風で頭の上をテントが、くるっと離陸していっても、ま、ファントムなので墜落する心配はいらなかったのが幸いである(ファントムでなければテントの中でイスに座って飛ばせないけど)。
テントを固定するペグを脚に打ち少し離してロープを打って固定するのだが、朝来た時は風がほとんどなかったので片側しか打たなかったのである。

ま、器用な人なら直せるかもしれないが、いい加減に買い替えろという天の声,もとえ風の声だと理解し、新しいのに買い替えた。

風で離陸するするくらいの性能を持っていても、きれいに飛ぶはずの機体よりは安いのである。

それに天井に換気用の空気逃げがないので熱がこもるのと同時に風が吹いたときに飛ばされ易いのである。

テントは上面の膨らみにより風で発生する下面との速度差で揚力が発生するが、ベンチレーションの穴があいていれば、圧力差により下から上に空気が逃げるので翼端の揚力の減少(誘導抗力)と同じで勝手に離陸する力も弱くなる。

当てつけのように勝手に飛んでいってもらうのは気分が悪いのである。

呼び込むことで揚力が小さくなることは、模型を飛ばしているならちゃんと理解していなければならない。

ま、そこそこの耐久性で、熱線を反射し、ベンチレーションが付いていて一人でも展開収納ができて、収納時に車に乗って、値段も安いという、ささやかな(おいおい)要望を満たしてくれれば何でもいいのだが、アマゾンで評判の良いFIELDOORとかいうところのものにした。

大きい方が良いのだが車の後部に縦に入る長さから2.5m幅にした。
鉄製もあって値段が安くておまけに丈夫なのだだが重いし2.5mのサイズの物がよくわからなかったのでアルミ製にしメッシュの棚を追加した。

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2.5m幅は前の2.2m幅よりも少し余裕。
ふくろうちゃんも日差しを避けてお休み


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空気抜きと、メッシュ棚。
あまり重いものは載せない方がよさそう。

4隅に張るロープの長さを調節できる結び方はここ(クリックでリンク先に)

いやあ、楽チン楽チン。
これからはワインクーラーとリクライニングチェアと海パンでゆったりと飛行機を飛ばせる(目的がちがうような…)。

ファントムならば20分は強力な扇風機として使える。
もっともテントの中で飛ばすと寒いくらいでしょう(気分的にも)

2017年5月27日 (土)

機体の説明 その4

機体の説明 その4

今まで購入した機体をへたっぴなりに反省を込めてみてみる。

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TechOne SBACH342-1100

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メーカー TechOne Hobby(中国江西省 南昌市)
種類 梱包材発泡板材 尾輪式中翼機
名称 TechOne SBACH342-1100
チャンネル 5CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR)
    Yケーブルで2つのエルロンをひとつのひとつのチャンネルにすることも可能
サイズ 翼幅110cm、全長118cm、重量0.85~0.9kg
購入日 2013/12/08
退役日 2014/03/16
初心者
お勧め度
★★☆☆☆
    この主翼をゴムで止める方法は弱い。翼幅110cmなので、いっそ接着した方が良い
ただし、110cmというサイズがコンポ号にあっているかというと疑問もある


良く飛ぶTechOneの梱包材シリーズの中では大きい方で左右の主翼をゴムで引張って止める分解式になっている。
TechOneのこれまでの機種より大きいのでさらに安定性が高いのかと思ったら、なぜか良くない。

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自分の機体ではないが、飛行中に翼が外れたかどうかしてこんな状態になったらしい。
冗談のような悪夢であるが、この方式ならありそうである。


その他にも切断面が直角で無いなど、他のTechOneの機体と比べて出来が悪い。
メーカーのHPを見るとこの機体の他にPark 1100というのも載っている。改良されているのかしらん?

自分の機体は、翼を接着剤で固めるかボルトで強固に止めれば良いのかも知れないが、風の強い日にコントロールできなくなり不時着。
大きく壊れはしなかったと思うが、特別に飛ばしたい機体でもないのでそのまま、ほとんど飛ばさずに退役。

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Fliton EXTRA260 mini

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メーカー Fliton(中国)
種類 木製 尾輪式中翼 3D機
名称 Fliton EXTRA260 mini
チャンネル 5CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR)
    Yケーブルで2つのエルロンをひとつのひとつのチャンネルにすることも可能
サイズ 翼幅107cm、全長96.9cm、重量0.652~0.708kg
購入日 2014/01/12
退役日 2014/12/28
初心者
お勧め度
★★☆☆☆


ちゃんと飛ぶように設計されたバルサ機って良いものですねと、思い知らせてくれた機体。
上の、SBACH342-1100をあっさり飛ばさなくなったのも、この機体があればこそである。

墜落させると、バラバラになる危険が高いが、失速性能の良さも運動性の良さも、ちゃんと見てれば、バラバラになるような墜落を起こしにくい。

一番危険なのは着陸だが、普通の下手な着陸程度では脚が曲がったりはするが、機体がバラバラになることはまずない。

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タイヤのスパッツは、空気抵抗が意外と大きい円柱状のタイヤの空気抵抗を数分の1に抑える効果があるが、土が入ってタイヤがロックする原因となるので、パワーに余裕がある模型では無くてもさほど困らない。

あれ、脚が曲がってますね ^^;

まだまだ運任せの着陸



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Mobius ActionCamを付けて常時空撮した。
パイロットの目の前のあるのが Mobius Action Camのカメラ部でカメラの本体部は機体の中に設置してある。



空撮動画



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落とすわけが無いと思っても、油断するとこうなる。
バルサ機は、壊れ方があっさりしている。




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バルサ機といっても力の掛かる部分は航空ベニアなどでできているが、モーターマウントなどの部分は修理も簡単で板の追加やカーボンで補強することで見掛けはともかく強度は稼げる。



飛行機は、何でも頑丈に作ってしまうと重さで飛ばないものになってしまうので、零戦の設計の下っ端をやっていた先生から強度試験のときは、予定値までは「持ってくれ」と祈るけど、予定値を超えると「早く壊れろ」と祈っていたと教わった。

重厚長大ではなく、質実剛健な設計をしろと教わった身としては、堂々と手抜き、もとえ、合理的な修理をちゃちゃっと行うのである。
そして、着陸が悪かったか墜落かで(あまり墜落の記憶がない)何かで左右の主翼をつなぐカーボンパイプが損傷したのを接着剤でちゃちゃっと固めて直したのを飛ばしていたら、突然片翼が外れて、ひらひらと落ちて行った ^^;

左右のカンザシは強度上重要な部品であるのは考えれば当たり前のことなのに、手抜きになっていたのですね m(_ _)m
ま、宮崎駿も紅の豚でカーチスR3C-2を当時の技術では持つはずの無いX型に恰好だけでデフォルメしてるのだから自分が失念しても止むをえない ^^;
(ん、宮崎駿氏は、設計じゃなく、ただのアニメーターだって?)

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さすがにこうなると、修理できる腕があっても一から作った方が早そうである。
発泡機の場合は、ここまでバラバラになることは少ない。
何しろ梱包材なので、直接ぶつかったところ以外は衝撃から守ってくれる。

完璧に自分の間抜けなミスで、無くなったメーカーのお気に入りの機体を失った自分は、何とか似たような機体を探すのであった。

師匠の店には、小ぶりで、安定が良く、低速でも飛ばせて機敏な機体は、なく、その条件に合いそうで一番小さいSebArt 30Eを購入した。
プロポの名称は同じく EXTRA260。
30Eは翼幅134cmとふた回りほど大きく、実際に飛ばして見るとこのFliton君のような小気味良さがない。
それに、移動のときに翼を外さないといけないのも面倒である。
風の強い日は翼の組み立てと分解のときに翼だけが勝手に飛んで行くことになりかねない。

そこで、ネットで同じような大きさのバルサ機を探した。
翼幅110cm程度のスタント機は意外と少ない。
しかし、E-flite Slick 3D 480をRC Depotで見つけた。
EXTRA260というプロポの登録名はSebArt30Eが受け継いでしまったが、このSlick 3DがFliton君の正式な後継機である。

お勧め度

さすがに初心者には勧められないが、ヘリのような敏感な機体を飛ばしていた人ならば、これくらいが気持ちいいかもしれない。
このサイズは、昔なら超小型機かもしれないが、今はプロポもサーボも性能が良いので、十分飛ばせる。

ただし発泡機と比べると真っ逆さまに墜落した時には木っ端微塵となり事実上修理不能である。
ま、墜落させなければ発泡機のように少しずつ剛性が低下していくということも無いので長く飛ばせる。

ようは墜落させなければいいのである(キッパリ) ^^;

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TechOne Trenches F3P-EPP

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メーカー TechOne Hobby(中国江西省 南昌市)
種類 屋内用 中翼機
名称 TechOne Trenches
チャンネル 4CH(THR,EV,RD,AIL)
サイズ 翼幅83cm、全長84.5cm、重量0.14~0.17kg
購入日 2014/03/19
退役日 2015
初心者
お勧め度
★★★☆☆


Fliton君のかっ飛びに慣れて来るといっても、言うことを良く聞く良い子であるが目を離すとあっという間に墜落する可能性があるのはやむを得ない。スケール機は、そもそも飛 行の素性の良さを目的にしていないので大体油断ができない。モグラは、ゆったりと操縦でき高度さえほっといても墜落するまでに結構長い時間があり、ゆったりと休日を過ごす機体としては、良いかも知れないが、貧乏症の人間にとっては、湯ったり過ぎる。
それに、現地で組まなければいけないというのは面倒である(突風で吹き飛ばされたのがトラウマになっている。そのまま車に放り込みにくいので)。

ユーチューブか何かで屋内用の飛行機のゆっくりとも飛ぶがクルクルと敏捷にも動く姿を見て、これだと思わず買ってしまったのがこの機体である。

普段はゆっくり飛んでいるがいるがいざとなれば、機敏にちょこまかと動き回る、まさに山椒は小粒でピリリと辛いを地で行くような飛行機に違いない。

愛称:トロトロ君、もしくはトレトレ君

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さて、機体は、やたら柔らかい発泡ポリエチレン(EPP)でできているようで、剛性を確保するために黒い棒材のカーボンを翼のあちこちに入れてある。
胴体を翼に対してしっかり垂直になるように黒いブロックで押さえているが、ちょうどこのときに、足首を骨折して手術のために入院することになった。
おかげでしっかり垂直を保って固定されていた。



退院後は速く飛ばしたい一心で、まずは駅員さんや会社のみんなに迷惑かけながらも車椅子で仕事に行き、かみさんにおとなしく寝ていなくても良いことをアピール。
仕事に行けるんだから機体の組み立てなんて著ろいもの。

必死でリハビリをして松葉杖を使えるようにしてもらい、急ブレーキを踏む練習をしてから訓練と称して河原空軍基地に行った。

考えてみたら、風さえなければ、この機体は、遠くに飛ばす必要が無いので、松葉杖の人でも大丈夫である。
畑に落ちても、健常者をにらみつければすぐに拾って来てもらえる ^^;

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胴体と翼は少し硬い材料(PSP?)を斜めに接着して剛性を高めているが。この部品が折れやすい。



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この機体は翼にブレーキが付いているがそれが無くてもただの板状の翼なので速度は期待できない。
もっとも速度が遅いため墜落など滅多にしない。
しかし、胴体と翼をつなぐサポートはちょっとしたことで折れる。もっとも下面側はカーボンロッドでサポートしているのでここは適当に支えていれば良い。



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墜落しないとか言っときながら、しっかり墜落してました ^^;
でもこの墜落より、デコボコ地面への着陸の方がよっぽど機体に無理な力が掛かる。



お勧め度

この機体は、風さえなければ初心者でも飛ばせる。しかし飛び方は普通の飛行機と異なる。

飛行の動画

動画を見ればわかるが飛行機というよりは凧が自分で飛んでいるようである。
凧なのでホバリングも結構簡単である。もっとも舵の操作は結構忙しく、ヘリのホバリングも忙しさと似ている。
もっともジャイロ効果は効かないのでヘリよりも舵の操作量は大きく反応もゆっくり目である。

ホバリングは機首を上げれば自然となるが、風があれば真上を向かなくても止まっているので操作が楽でそのうち風が無い時のホバリングもできるようになる。

足のリハビリにはなりそうもないが指のリハビリと惚け防止には言いに違いない。

上を向いてのホバリングでは、舵に当たる風はプロペラ後流だけになる。
当然、大気速度が速いときよりも舵は大きく動かさなければならない。

しかし、初心者がこんなのに慣れたら、まともな飛行機を飛ばすのを覚える障害になりそうである。

変態で人生が始まると、まっとうな人間に戻るのが大変なのに違いない。

この機体は柔らかく全長も長めのためか、この後に買った屋内用と比べると、柳に風で、妙に安定性は良い。
と、思っていたが動画を見ると意外と機体は身をくねらせているわけではないようだ。
単に風に流されてクレヨンしんちゃんのようにくねくねしてるようである。

なお、この機体は、動作が機敏な Dualsky Yak-54 PRO EVO を購入したことで飛ばす頻度が減り(剛性がある分飛ばし易い)自然と使わなくなった。
ただし、サーボもYak-54の方が強くて精度の良いサーボなのでサードを変えればもっと機敏な飛びになった可能性はありそうだ。

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2017年5月18日 (木)

機体の説明 その3

機体の説明 その3

今まで購入した機体をへたっぴなりに反省を込めてみてみる。

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Vladimir's ELF

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メーカー ウラジミール(ロシア)
種類 小型ハンドランチグライダー
名称 ELF0
チャンネル 2CH(EV,RD)
サイズ 翼幅100cm、全長68.2cm、重量95g、翼面荷重8.1g/dm2
購入日 2013/07/20
退役日 現役
初心者
お勧め度
★★★☆☆
グライダーの好きな人向き。ラジコンでメタポ解消という幻想を抱きたい人にもいいかも


人に言わせると、世界でもトップクラスのウラジミールの高性能な小型ハンドランチグライダー
メタポ対策で購入して、上昇し過ぎると取りに行くのが大変だと思っている人には どうでも良い もとえ勿体ない話しである。


上手に作れば信じられないくらい軽い翼面荷重となるので、航空法の規制の150mを軽く超える高さまで上昇することも珍しくない。

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一応自分のとこのクラブで400mまでの上昇申請をしているはずだが、上昇気流がありそうなときは飛ばさないようにしている人には関係ない話しである。 ^^;

宝の持ち腐れと呼ぶ人もいるが、持っているだけで痩せてしまいそう、と思うこともあると言っておこう ^^;


FMS 1400mm A6M Zero

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メーカー FMS(中国広東省東莞)
種類 発泡製中型スケール機 尾輪式低翼引込脚
名称 1400mm FMS ゼロ戦
チャンネル 7CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR,FLAP)
サイズ 翼幅140cm、全長108.5cm、重量1.88kg
購入日 2013/08/08
退役日 現役
初心者
お勧め度
★★★☆☆
やはり尾輪式の引込脚は初心者にはむずかしいが、良い機体ではある


EP500と同じゼロ戦とは思えないほど飛ばし易いゼロ戦。
フラップ付きのA1スカイレーダーが小さい割に飛ばしやすかったので、零戦と言ってもサイズが大きくフラップも付いているこの機体なら自分でもゼロ戦を飛ばせるに違いないと思って購入した。

実際、信じられないくらいその通りである。

フランケン零での苦労が何だったのか、と文句を言いたくなるような出来である。

300mほど向こうを飛んでいるときに、ふと眼を離したすきに機体の向きがわからなくなって(さすが軍用機、見にくい)墜落しかけたが、適当に操作したら何と回復した。
零戦でこんなことができるなんて自分にとって奇跡なようなことである。

欠点は、大きいので(中型機の分類らしいが自分にとっては、とてつもなく巨大である)主翼を二分割しないと持ち運びができないことである。

エルロンやらフラップやら翼端灯やら引込脚やらとやたら配線が多くて間違えずにつなぐのが難しい。
これは左右一組づつのコネクターに集約することで挿しさえすれば良いように改造したが、組み立てと分解は折角、良い調子で飛んでいる機体のバランスを崩す恐れがあるかもしれない。特にこういう発泡機は機体が、かっちりしていないのでそうかもしれない。

分解の途中の突然の激しい突風(竜巻?)で周りのものが吹き飛ばされる中、壊れれたら面倒くさそうな、この機体だけは飛ばされないように押さえはしたが、しっかり傷ついてしまったので、それがトラウマとなって組み立てや分解のときは緊張するのである。

なお、飛ばし易いとはいえ、前のめりをしやすいのはどうしようもない。

初飛行の緊張の動画。

今、みればとんでも無いへたっぴな飛ばし方である。これでも、何とか無事に帰って来れるというのは、機体が良いからである。

デフォルトで組むとパワーが控えめかもしれないが、実際の零戦にそんなエンジンがあれば、こんな設計になるわけがない。
零戦には非力なエンジンしか無いのである。

京商のEP500零戦との比較(後半はジェット機)

お勧め度

分割式の翼を組むときの配線の多さを厭わなければ、零戦のくせに勝手に特攻しない、お利口さん。
発泡機としては、大きめだが大きめの発泡機はどれも墜落などで機体がぐちゃぐちゃになり易いので修理は機体の剛性の追加も必要になる。
機体の構造も複雑なので、その場でホイホイ修理といかない場合が多いので練習機としては向かない。
しかし、零戦を飛ばしたいという人にとっては、ありがたい機体である。

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久留庵便 特注 隼

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メーカー 久留庵便(タイ バンコック→日本 長崎)
種類 特注木製 尾輪式引込脚低翼機
名称 日本陸軍 一式戦闘機 隼 キ43 Ⅱ型乙 1/12スケール5号機
チャンネル 6CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR)
サイズ
購入日 2013/10/12
退役日 現役



横浜から故あってタイに移り、特注の機体を請け負ってくれる久留庵便さんにお願いして作って貰った隼。
隼のラジコンのトイ以外は市販品は見ないので貴重である。
久留庵便さんは今は日本に戻って来て長崎で、まだ特注を受けてくれているらしい。

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迷彩模様は自分で塗装。実際の隼も工場からはジュラルミン色のままで出し、現地で迷彩色などに塗ったらしい。


この機体は、確実に着陸させられる自信が持てるまで勿体なくて飛ばせない。

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というか、脚が弱点で師匠の腕でも脚を折らずに着陸させるのは難しい。
何度か挑戦して完璧だと思っても脚は折れるのである。
この着陸脚は買い占めたが、残りは4本も残っていない。



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着陸の腕の向上は無理だろうから、脚折れの対策を思い付くまでは飛ばせないのである。


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脚のロッドが強くなると根元が割れるので、衝撃を分散させる仕組みが必要だ。
もtのカーボンロッドより一段と細いピアノ線に変えてよくある輪っかで衝撃を吸収させるとか、超小型のオレオをチタンで作るとか…
ま、いずれにしろ自分の工作技術から考え無いと行けない
ま、眺めるだけでも良しとしよう。


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機体の説明 その2

機体の説明 その2

今まで購入した機体をへたっぴなりに反省を込めてみてみる。
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京商 ゼロ戦 EP400

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メーカー 京商
種類 木製固定脚低翼機
名称 ゼロ戦 EP400
チャンネル 4CH(THR,EV,RD,AIL)
サイズ 不明だが大きさはゼロ戦EP500と良く似ていた
購入日 2013/04/22
退役日 2013/07/28
初心者
お勧め度
★☆☆☆☆


京商ゼロ戦EP500の初飛行=即墜落のあと、このままでは機体が持たないと気が付き、同じものを探したが無かったので、たまたま近い形状のこいつをすぐ買った。

木製と発泡製では予備機になるとは普通考えないと思うし、発泡機も飛ばせないのにバルサで出来た機体など飛ばせるわけもない、  っていう正論がわかっていたら当然買うわけがない。

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記録によると初飛行 2013/05/25 by 師匠。
飛び方が少しおかしいとか言いながら無事着陸。
エレベーターがちゃんと接着されていなくてスキマでアブが休んでいた?
ま、上手い人なら何でも飛ばせるのでしょう


その後、バルサ機は墜落すると一瞬でバラバラになるという冷厳な事実に気が付き自重していたが、一ケ月後くらいに発泡のゼロ戦が無事に返ってくるときもあるようになり、発泡の方が家に持って返らないと修理できない損傷を負ったので零戦にチャレンジできなくなり思い切って飛ばすことにした。

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墜落

当時のブログによると一回目は、嘘のように上手く飛んだが、風が出て来た二回目か三回目かに風のせいで浮かんだ途端に墜落したらしい。
多分、尻上げができていないのに離陸してしまって失速し、それに風が加わって全く対処できなかったのだろう。


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修理後、再挑戦するもまたもや頭から墜落。


結局、まともに飛ばせたという記憶がほとんどないまま二度と浮かぶことは無く、カウリングをフランケン零(発泡のゼロ戦=こちらは撃たれ強いのでいまだに現役)に譲って成仏。

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お勧め度

実際、最初の2回は上手く飛んだらしいので(記憶があいまい。ブログの記事による)、それほど飛ばしにくい機体では無いのだろう。
しかし、固定脚とはいえ尾輪式のスケール機のむずかしはあるし、何より墜落させたら修復のハードルが高いバルサ機である。
金ならいくらでもあるさ、という人以外の初心者向きでは無い(それと図太い神経も必要)。

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Durafly A1 Skyraider

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メーカー Durafly(HobbyKing 香港)
種類 発泡製スケール機 尾輪式低翼引込脚
名称 A1 Skyraider
チャンネル 7CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR,FLAP)
サイズ 翼幅110cm、全長86.5cm、重量1.1kg
購入日 2013/04/29
退役日 現役
初心者
お勧め度
★★★☆☆


持っているゼロ戦にはフラップが付いていないのでフラップが付いていた方が着陸し易いはずだ。だって本物がそうだからと、スケール効果などの模型の事情を全く考えずに物欲の塊となった都合のいい考えで、香港のHobbyKingで通販してるのを師匠の店で取って貰った。

なんだかんだで時間が掛かったが、ボロかと思うような箱で到着したが、中身は厳重にあんころモチ状態になっていたので無事だった。師匠の経験から梱包は厳重にと頼んでいたらしい。
まさかこんな物にラジコンが入っているとはかみさんも思わないだろうから好都合かもしれない。
(本当に気が付かなかった ^^;

届いた荷物の中には予備のプロペラが入っていないとか、飛ばす前の動作確認で急に動かなくなった(ゴミがモーター内で噛んだ)というトラブルがあった。

ま、こんなもんでしょう。
プロペラだけを頼むと大変なのでその分値段を引いてもらうという話しになったので、プロペラは自分で直接頼んだ。(顛末はここをクリック)

実は香港は結構慣れている(昔の話しだが)。
海外は、言葉が通じないだけでなく習慣の違いに戸惑うことが多いが、どこも慣れればそんなものかの世界である。
そもそも昔は、日本の地方に行くと、全く言葉の通じない人が結構いたのである。こちらのいうことは何となくわかっているようだが、先方のしゃべる言葉が全く理解できないのである。
香港ならまだ英語が通じるので片言英語で通訳無しで話しが通じる。

大体、関東の人間にとって香港は感覚的には大阪のちょっと先である(昔の大阪弁は最近のテレビのと違って何言ってるのか良くわからなかった)。
どちらもツバキを飛ばしながらうるさくしゃべるし、なれなれしいし、列に並ばず、食べ物にうるさい。
値段も値切るのは当たり前である(香港は場所によるけど)。
子供のころは大阪には同じ人間が住んでいるとは思えなかったが、実際に行って見ると奇妙な人は多いけど良い人も一杯いた。香港でも同じようにたくさん親切にしてもらったのである。

ホビキンとは、メールのやり取りが中心で(チャットもあったかも?)関西人になったテンションでやり取りすると話しが通じやすい。向こうで合った大阪の人間で、広東語も北京語も全くしゃべれないのに半日で現地に完全に解け込んだ人間がいた。道理で広東省にはパナソニックの工場が多いはずである。関西人、恐るべし

ホビキンはあちこちに倉庫があって、中国本土の倉庫の品物がなぜか1ケ月近く通関で足止めされたこともあったが、結構楽しくやり取り出来た。
最近はずっと円安だしホビキンのサイトもなんだか分かりにくくなって面白いものを見つけにくくなっているようでたまに見ても欲しいものが見つからない。ホビキン自体に昔のような勢いが無いかもしれない。

さて、このA1スカイレーダーの話しに戻るが、なんと見込んだ通りでゼロ戦と違って驚くほど飛ばし易い。

これでは日本がアメリカに負けるのも無理は無いなと思うほどの飛ばし易さである。ま、戦闘機と攻撃機の差かもしれない。
攻撃機は地上や海上の敵を攻撃するのが目的だから、勝手に墜落するような運動性では何のために飛んで切ったのかわからないのである。

低速でも安定し、着陸も楽である。
ただし、尾輪式引込脚のサガで着陸時につんのめり易い。路面が悪いと離陸もおっかなびっくりである。

慣れないうちはプロペラを、やたら折るが、そのうち引っくり返り方や墜落のし方が上手くなって激突の前にプロペラを反射的に止める癖が付いたのだろう、折角たくさん買ったプロペラを消費しなくなった。

フラップを使用すると急に上昇する機体が多いが、これもその通りである。
自分のプロポはフラップの動作がゆっくりになるように信号を少しづつ大きくしながら送る機能を設定できるので1~2秒かけて降ろし、同時にエレベータートリムのミキシングで同じ時間で掛けるようにした。
フラップは 閉、1段、2段と3モードスイッチに割り当てた。
EVミキシングの量は実際に高空を飛ばして決めた。
フラップを使わなくても着陸出来ないことは無いが、速度を落とせるので使った方が楽である。

戦闘機では無いので、過激な機動はしないというのもあるかもしれないが、いまだに現役である。

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事故と言えば飛んでる途中でキャノピーを吹き飛ばして戻ってきた事件と


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(このキャノピーは後日散歩中に隣の畑で見つかった。さも自分が発見したかのように得意げなワンコ)


それと、去年の秋に飛んでる途中で急にパワーが無くなり、幸い舵は効くので畑に不時着させたところ、プロペラだけどこかへ飛んで行っていた、飛行中のプロペラ放棄事件くらいである。
あいにくホビキンではA1スカイレイダーの販売は無くなり、一部のパーツはまだ売っているがプロペラのハブは売られていない。

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まあ、この程度の部品なら3Dプリンタで作れる。


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一時期、爆弾投下装置を付けて悪者どもの上に落とすことが流行ったが、飛ばしてる方は落とした爆弾の行方を追うと機体自身で攻撃するkとになるので、敵に与える被害より被る被害の方が笑えないほど大きくなるなる。
航空法改正でものを落とす場合は、あらかじめ許可が必要になったので、真に受けて許可を申請するとテロ準備罪で捕まりそうになるだろうから投下装置は撤去している。


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TechOne Yak54 EPP

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メーカー TechOne(中国江西省 南昌市)
種類 梱包材発泡板材 尾輪式中翼機
名称 Yak54 EPP
チャンネル 5CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR)
    Yケーブルで2つのエルロンをひとつのひとつのチャンネルにすることも可能
サイズ 翼幅90cm、全長82.5cm、重量0.38~0.47kg
購入日 2013/06/15
退役日 2013/12/08
初心者
お勧め度
★★★★☆
    向かって来るときに左右を間違えずに打てれば★★★★★


同じTechOneのEXTRA330の後継機。
形状も大きさもよく似ているので(そういうのを選んだ)同じような飛び方で飛ばし易い。

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飛ばし易いからと言って墜落しないわけじゃない。


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もともとが3D機なのでビュンビュン飛ばす場合が多いので修理が多い。
修理は簡単だから気楽に飛ばせるのである。
おまけに、墜落しても取りに行ってくれる人がいる人気の機体である(こらこら人に頼るんじゃない)。


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ガンガン飛ばして、最後はボロボロになるまで働いてくれて退役。


計らずも墜落の空撮に成功。

カメラ付きの機体の邪魔をするつもりが目を離した時に機体の向きがわからなくなり間違った舵を切って墜落。
悪いことはできないもの


微妙に使用したパーツが違うYak54。
でも地上のあぶないおっさん風の動きは同じ。
上がればきれいに飛べる。

良い機体に、感謝 m(_  _)m
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2017年5月17日 (水)

機体の説明 その1

機体の説明

今まで購入した機体をへたっぴなりに反省を込めて紹介する。
同じ機体は無いのが多いが似たような機体はあるだろうから選択の役に立てば幸いである。

機体リスト(目次)

Robbe Golden Oriole
京商 ゼロ戦 EP500 21型 PIP引込脚
TechOne EXTRA330

京商 ゼロ戦 EP400
Durafly A1 Skyraider
TechOne Yak54 EPP

Vladimir's ELF
FMS 1400mm A6M Zero
久留庵便 特注 隼

TechOne SBACH342-1100
Fliton EXTRA260 mini
TechOne Trenches F3P-EPP

DualSky YAK-54 PRO EVO
Durafly Mk-24 Spitfire with Retracts/Flaps/Nav Lights
バウムシュタット Mon Amie 280

Flying Boat
SebArt 30E
E-flite Slick 3D 480

Dualsky YAK-54 PRO EVO coating edition
フクロウ
RC-Factory INFERNO Super LITE



Robbe Golden Oriole

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メーカー Robbe(ドイツ)
種類 モーターグライダー
名称 Golden Oriole
チャンネル 5CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL)
サイズ 翼幅182cm 重量1.5kg
購入日 2012/12/10
退役日 現役
初心者
お勧め度
★★★★☆

※サイズ等はメーカー公称値



記念すべきラジコン飛行機の一号機である。
2001年にはRC Groupで紹介されているので相当古い機体である。
師匠の店でかなり安くしてもらった。
モーターもブラシモーターなので、ブラシレスに変えて組み立てた。
翼はしっかりした木製で胴体は子供用野球セットのバットかわりになる初心者には嬉しい丈夫さである。

グライダーは性能の良いものほど、滑空比がよく少ない高度でより遠くへ飛べる。
形を追求するスケール機と違って性能を厳しく追及するジャンルなのでそれなりの知識やスキルが要求される。
その中でもモーター付きのものは、初心者にもとっつきやすい。
あ、戻ってきそうもないない! と思ってもモーターのスイッチを入れれば安心。

性能を追求すると安定性よりも滑空比ということもあるが、大体は安定して空に浮かんでいるものも多いので、その点はゆったりとした気分で飛ばせるものも多い。

ただし、プロポはグライダー用の高機能が付いているプロポが良い。
滑空比が良いということは、飛行場に2mの高度で進入しても、100mそのまま滑空と言うことも珍しくなく、頭を地面に突き刺して着地(墜落?)の正確さを競う競技(実際にあるらしい)の練習でもするつもりが無ければブレーキは欲しい。

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簡単なブレーキはエルロンを左右とも上げるフラッペロンである。
間違ってもフラップのように両方下げてはいけない。翼端側を上げると翼端失速という恐ろしい失速が起きやすい。
JR XG8(小型なのでハンドランチし易い)での設定で、スイッチでスロットルに割り当て、20%のポジションから効くようにしている。

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* モーターの方はスロットルの半分以上で回るようにしている。
ただし、飛んでる途中はモーターが回らないようにヘリでも良く使うスロットルホールドスイッチでスロットルがどの位置でも勝手に回らないようにしている。

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この機体は、大きさもそこそこで操作しやすく、RC Groupの話しでは滅茶苦茶丈夫だとのことである。
確かに胴体でボールを打っても大丈夫そうである。
右側の翼の黒いものは空撮用の盗撮カメラ(クリックでこれの説明に)


師匠によるとこの機体は恰好は悪いが、普通のグライダーは上昇気流があるとはじかれるのに寄って行く人懐っこい良い奴だとのことである。
もっとも上昇気流に乗って勝手にどんどん上がっていくことに恐怖を覚える人間にとってはどうでも良いことである。

裏表、同じ模様(黄色一色)なので、遠くからは上下の見分けが付きにくいが、元々安定性が高く滅多にひっくり返らない。高く飛んでいるときに、うっかり目を離しても、目立つ方が探しやすい。

この機体は、古いので今は入手困難だと思うが似たような機体はたくさんある。
本当の入門用としてはセスナのような高翼の普通のプロペラ機の方が良いかも知れないが、ヘリなどを飛ばしていた飛行機初心者なら、ホバリングで一休みはできないが、航空をゆっくりも飛べる、失速しても頭を下げて自動的に失速から回復してくれる、安定性の良い、少し大きめのモーターグライダーも良いかもしれない。
自分の場合も緊張して飛ばしたの最初の数回で後は、緊張感が高まるのは着陸の時だけになった。
着陸(車輪が無いので胴体着陸)もフラッペロンのブレーキと大きめのゆったりとした動きのせいで簡単な方である。

グライダーの勧め

そもそもラジコンを始めたのが、「人が乗る飛行機が無事に飛ぶことが信じられない」からという、不純な動機の人間にとって動力のないグライダーなど信用する気に慣れないのだがが、グライダーは、風にうまいこと乗っかって空に浮かぶという飛行機の高尚な理論を具現化するものだとは認めておこう。
ヘリやドローン(マルチコプター)がパワーをいっぱい使ってようやく浮かぶのに、グライダーは無動力で大空を滑空するというのは、飛行機の根本的な利点である。
それを学ぶには、確かにグライダーは良いに違いない。

いまだにオスプレイの安全性を理解できない人が多いが、垂直離着陸できる航空機の中ではオスプレイは、もっとも安全な機体なのは、オスプレイが曲がりなりにも風に乗って飛ぶことができるからである。
(模型では、厳しい電子デバイス系の信頼性テストに合格しているわけではないので次元が別)

沖縄の事故のときも空中給油でローター損傷しても誰も死なずに降りられたのは飛行機モードがあればこそである。

24_3 普通のヘリならローターを損傷したらあっという間に墜落。 (写真のサイト)


注意点

ブレーキを設定しないと着陸させるのに苦労する。
モーターグライダーは、パワーを掛けると急角度で上昇するものが多いので、エレベーターでコントロールするか、プロポのスイッチや裏のレバーなどにエレベーターダウンのミキシングを入れる、もしくは離陸専用モードを設定する。

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京商 ゼロ戦 EP500 21型 PIP引込脚

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メーカー 京商
種類 発泡製スケール機 尾輪式低翼引込脚
名称 ゼロ戦 21型 EP500
チャンネル 6CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR)
    左右のエルロンをYケーブルでつないで5CHでも可能
サイズ 翼幅110cm、全長82.9cm、重量0.98kg
購入日 2013/01/17
退役日 現役
初心者
お勧め度
★☆☆☆☆
飛ばさなくてもしばらく観賞用として使えるので★ひとつ



モグラ(モーターグライダー)でさえも緊張して飛ばしているというのに、無謀にも勢いで買ってしまった、尾輪式の引込脚の戦闘機のスケール機。しかも小ぶりと、初心者には絶対に無理な機体である。

とはいえ、苦労した分、愛着の高い機体である(墜落しても修理が簡単で愛着が持てるほど長く使えるというこです ^^;

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地上の滑走さえもひっくり返らないように恐る恐るなので、さすがにすぐに飛ばすのは無理と自覚し、直後に買った練習用の機体で猛特訓した。
3カ月後に離陸を敢行したが、見事に墜落。

ま、スケール機の、しかも尾輪式で引込脚式でパワーがありあまっているわけでも機体としては当然でしょ

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気を取り直して修理のついでに零戦色のクレオスのスプレー4缶できれいに塗装。
スプレー4缶も使ってちょっと重くなった機体は見掛けのかっこよさとは裏腹に苦難の道を歩み始めることになる。

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ま、この程度の損傷は接着剤ですぐに修復。
修理の練習にも、もってこい ^^;

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こんなのも簡単に直るさ

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ジャングルに墜ちても

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ぼろぼろになっても復活。

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がんばれ

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零戦には迷彩色がよく似合う

結局、まともに飛ばせるようになったのは、3年後である。

フランケン零号、飛行への苦難の歴史 参照

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如何に梱包材の塊とはいえ、度重なるショックで発砲の目もぐちゃぐちゃになる。

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主翼には赤線のところにカーボンの板状の棒材を埋め込んである。
こうしないと\(^o^)/しながら飛ぶことになる。

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しかし1年後には大改修で、もとのきれいな状態に。

ま、新しい機体が手に入ったのである。 ^^;

この機体は特攻機としての呪いなのか翼端失速という民間機では飛行許可が下りない致命的な問題を抱えていた。
ま、人が乗っているわけでもないのでどんな機体でも落とさない腕前の向上を計るということも考えらるが、自分には100年かかっても無理だろう。

翼端失速は油断していると不意に襲って来て突然機体を斜めにして墜ち始める。
翼端失速するとスピンに入り易く舵も効きにくくなり機体を安定させることができたとしてもその間、長い距離を墜ちることになる。

ラジコンのフライトシミュレーターでのこの翼端失速の再現は、リアルフライトでフランケン零を飛ばす に零戦を使ってのスピンしやすい機体の設定が書いてある。

さて、腕前での対応が難しいなら機体をなんとかしたいと、お手軽なエルロンを両方跳ね上げる方法を試したが、エルロンが長いためか、翼がたわむのか、それとも他に原因があるのかよくわからないがたいして効果がなかった。
次にジャイロを取りつけたが、確かに静かに着陸させようとした時に翼端失速しようとすると、そうはさせじとバランスを取ってくれるので翼端失速するまでの速度が低くはなるが、翼端失速そのものが無くなるわけでもないようで、なにより飛行機用ジャイロの欠点である、不自然な飛び方になり、結局変な墜落が増えそうなだけなので早々に撤去した。

フラップも着陸時の安定のために効果がありそうだが、零戦の下半分だけが稼働するスプリット式のフラップを作るのは工作の腕の問題で却下。

後は翼をひねらせたり削ったりする方法だが、零戦や隼などの帝国陸海軍機は捻り下げという翼端だけ迎角を小さくするという結構有名な方法を採用している。
捻り下げと言っても国立博物館の零戦を見てもすぐにそれとわからない程度のもので角度にして数度らしい。
角度を調べるのも大変だが、翼の前縁側の肉を削れば何度かはわからなくても迎角は確実に下がる。
幸い発泡性の翼は紙ヤスリでごしごしやれば簡単に削れる。

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赤い日の丸まで削ると描き直すのが面倒だという単純な理由で内側の削り始めの位置が決まり、削ったのは最大で2mmほどである。

取敢えずこれで試した。

しかしこの効果は抜群のようで、こわごわ飛ばしたが安定性が全く違う。
油断したときに陥った旋回中の失速からも回復できたのである。

捩じり下げの採用の経緯は良くわからないがゼロ戦や隼などに捻り下げを採用した人は偉い。

捩じり下げは、現代のジェット戦闘機にも当然のように採用されているらしい(Washout)

フランケン零が飛ばし易くなると、おかしなもんで飛ばそうという意欲が減ってきた。
折角良くなったフランケン零を惜しんでいるのでなく、飛ばすのがつまらないからというのが公式な見解である。エヘン。


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こちらが現在の姿。

なお、主翼内に収納する引込脚は、重心のすぐ前にしか置けないので、圧倒的に前のめりし易く地上滑走が難しい。
そのかわり、離陸時にお尻を簡単に持ち上がりので離陸滑走態勢に持ちこみやすい。

離陸時はお尻を上げないと空気抵抗が大きいので加速が鈍くなり、失速角のまま地面効果により機体が浮いてしまうと、地面効果が切れる高度(翼幅の半分程度と言われている)を超えると急速に失速に移りあっという間に墜落する原因となる。
ラジコンの場合は実機よりも重量当たりのパワーがあるのでプロペラの推力で強引に持ち上げることもできなくはないが、非力なモーターのこの機体は、失速で機体が暴れるのを何とかなだめられれば良い方である。

この機体の引込脚はサーボからロッドで棒を押し引きして脚を開いたり閉じたりする仕組みだが、設定が悪かったのか、地上滑走専門で練習していたあるとき、機体から白い煙が出て来た。
最初は、リアル と感激していたが、そのうち焦げ臭い匂いがしてきたのに気が付いて慌てて電源を切った。サーボがひっかかって電流が流れ続けたようでアンプのBEC用のFETか3端子らしき当たりが焼き切れていた。
脚用のサーボは動作は遅くてもパワーがいるようで引込脚がロックして大きな電流が流れ続けたようだ。
きちんと設定しなかったこちらのせいかも知れないのに、京商の担当に人はすぐに交換用のアンプを送ってくれた。

古い話しだが改めて感謝 m(_ _)m

そんなこともあってひときわ愛着の強い機体である。

動画は墜落や着陸失敗のらたくさんある。

離陸失敗

大改修後の離陸。相変わらず離陸が下手。(重心があって無いかもしれないが…)

零戦は帰ってきたけれど…

ねじ利下げ後の最初の飛行は、主翼の剛性とカウリングに問題があったので、こんなものだったようだ。

しかし、ちゃんと直した後は普通に飛ぶ機体となりましとさ。



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TechOne EXTRA330

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メーカー TechOne Hobby(中国江西省 南昌市)
種類 梱包材発泡板材 尾輪式中翼機
名称 Extra330 EPP 3D
チャンネル 5CH(THR,EV,RD,RAIL,LAIL,GEAR)
    Yケーブルで2つのエルロンをひとつのひとつのチャンネルにすることも可能
サイズ 翼幅90cm、全長92cm、重量0.42~0.49kg
購入日 2013/01/20
退役日 2013/06/15
初心者
お勧め度
★★★★☆
こちらに向かって来るのがコントロールできるのなら ★★★★★



ゼロ戦を買った後で正気に戻って練習用が必要だと気が付いて買った機体。

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メタポは乗れそうもない機体の幅だが、操縦性は中翼機のちゃんとした対称翼で軽いというためか、かなり良い。
いっぱい墜落させたが、修理も簡単である。
3Dのややこしいマニューバもできるが練習用には舵の利きを押さえれば最適と言ってもいい。

良く見ると梱包の観賞用のクッション材を切って流線型に加工しているのでこの手の機体は代々コンポ号と呼んでいる。
強度はカーボン製のロッド材(薄板角材)で補っているので、発泡性といってもそこそこの剛性がある。

この手の機体はTechOne Hobby等がたくさん出していて最近は、板材で無く発泡成形した機体も出しているが、基本的な形状は伝統を守って良く飛びそうな機体も多い。

EXTRA330は翼幅90cmとやや小ぶりだが、この手の大きい機体は発泡の剛性の問題が出る場合もあり、意外とバランスが良いかもしれない。

何しろ、飛行機初心者でも何とか飛ばすことが出来たのである。
墜落は多かったが、今にして思えば、ヘリにはない失速の原理も対処方法も十分に身に付いていないための失速と、機体の状態を十分に把握できていないことが大半だったのだろう。

大気速度計も無く、失速の前の機体の振動も伝わらず遠くからどういう姿勢でどっちに向かっているかを判断しなければならないラジコン飛行機は、経験で覚えなければならないことがある。



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どこに着陸させてんだか…

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救助犬到着!
噛むんじゃないぞ…

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だんだん大胆になり、墜落もややこしい場所に広がる。

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あわや、ちゃぽん

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こういう墜落は、ほとんど無傷。(Uさんいつもごめんなさい)

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頭から突っ込むと、モーターが取れる。

さすがのコンポ号も度重なる衝撃でモーターマウント部と脚の付け根がぐちゃぐちゃになり約半年で2代目にメカとコンポ号の名を譲り退役に
ご苦労様でした。


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その一年後に感謝を込めご供養をする。
な、なんか多いような

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2017年5月13日 (土)

Sebart30Eの振動対策、ELF用スマートLiPoのLiPo交換

モーターの振動対策

3月4日の記事で復活したつもりのSebArt30E(当方の区分ではEXTRA260)だったが、実は、いい加減な復活だった。
Cimg1759 ベークライト製(?)の砕けたモーターマウントの変わりに、ちゃちゃっと1mmのアルミ板でお手軽に作り最初は板を直角に曲げたために疲労破壊で千切れたので、大きなRを付けて復活したかにみえたが、甘かった。
飛ばしていると、ときどきアヒルが怒っているかのように、ガーっと鳴く。
聞こえなかったふりをしてさらに飛ばすと音はますますひどくなる。
どうやら1mmのアルミのモーターマウントが共振しているらしい。
できるだけ音を立てないように飛ばして地上に戻って来たのを見たらプロペラがぐらぐらする。


やはり曲げたところで千切れていた。
静的な強度だけなら1mmのアルミでも、半分壊れかけていたベーク板のをエポキシとカーボン材を適当に付けていた状態よりは強いだろうが共振は予想外である、というか予想しろよなというレベルの話しでした ^^;

自分の工作の腕を考えると、何とか1mmより厚い板の曲げはむずかしいので、1mmでなんとか持たせる方法を考えようと、プロペラのバランスとか、ブラシレスモーターのコントローラー(ESC)の具合とか、電圧の波形を測ってまで調べたりパーツを交換したりしたが、共振周波数を測定するためにせっかくまた作った1mmのモーターマウントが目の前でバキっと折れたのを見て諦めた ^^;
昔のマブチモーターと違ってブラシレスモーターは小さくてもパワーは半端ない。

おとなしく、3mmのアルミの平板(幅50mm)を買い。試しに曲げようとしてもやはり簡単に曲がらない。
接着は嫌いなのだが(ずぼらな人間には接着に強度を期待するのは危険だ)考えてみれば接着材で組み上がっている木製の機体である。精度良く作って隙間を減らして接着面積を増えせば何とかなるだろう。
そこでベニアを張り合わせ厚みを持たせ現物に合わせて隙間をできるだけ空けないように削る。
超音波カッターを持っているので木材も軽く削れる(へたっぴは道具に頼る)。

ベニヤだけでは不安なので前面にせっかく買った3mmのアルミ板を切って貼り付ける。
平面同士の接着はいい加減でも結構強度が出やすい。
取付穴や空気吸い込み穴、プロペラ取付シャフト用穴などを開けて言ったらベニアの裏面がボロボロになったので1mmで作った千切れたマウントを貼り付けた。
真ん中の穴はプロペラのコレットの径より大きな穴をあける必要があり、ステップドリルというのを使ったが、ホームセンターとアマゾンの値段の差にびっくりした。

この他に似たようなのが何点か出ているがどれも安い。
ホームセんター2軒はしごして、急ぐために泣く泣く1本でアマゾンの3本セットの3倍するものを買って穴を開けたが噛んでしまって指を強打したので作業継続する気を消失。
結局アマゾンでも頼んで翌日届いたもので20mmの穴に拡げたが全然問題ない(噛んだのは油を付けなかったためだと思うのでホームセンターのが悪いというわけではない)。
アマゾンもたまに高かったりするがときどきこういうことがある。

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内側から見た写真。
ベニアとアルミはセメダインスーパーXGなどの弾性系接着剤が温度変化や実際に掛かる力を考えても衝撃に強いので最適だろう。
本体との接着材は悩んだが、共振を押さえるという意味では枠と強固に付いた方が良いということで盛り易いエポキシにした。


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この見掛けはいかにもって感じである。
もともとは、ベークのような固い板が4辺の四角い穴に嵌まっていたのでそれからすると固定の強度は別として取付材としての強度も剛性も十分そうである。


さすがに飛ばす前に徐々にパワーを加えて試験した。
凄いパワーで、これを1mmのアルミ板だけで支えようとする方がどうかしている。
こわごわ上げても、さすがにこの厚みでは共振はしなかったし、外れてプロペラが飛んで行くことも無かった ^^;

それにしてももともとのモーターマウントのベーク材か何かは良く持っていたものだ。

Sebart00

SebArtは、おばちゃんたちは何だが作る機体は流石だ。


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河原空軍基地で、もう一度、共振が起きないのを確認して飛ばした。
やはり、こいつは素直な良い奴である。ちゃんと機体を作って主翼を組むときにエルロンのコネクタをつなぐのを忘れなければ…



ELF用スマートLiPoの修理

ELFは、一時期河原空軍基地で流行った機体である。



Elfs

まあ、グライダーは結構高尚な趣味のはずで(やってる人間を見るとそうは思えないかもしれないが)、メタポ対策に一機購入した。


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機体は小さいがカーボンを多用した高性能なラダー機のグライダーであり受信機やバッテリーも軽いものが使われる。


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バッテリーはスマートリポと言ってバッテリーを本体に埋め込んだまま充電できるように小さな穴を通して2~3セルの適当なバッテリーを使って充電するための結構凝った回路を積んでいる。
写真の黄色いのがそれで、主翼の前の頭に積んである。その後ろにラダーとエルロンのサーボを2個積んで重心が主翼の中ほど(グライダーなので水平尾翼の負の揚力を小さくするためのに重心はかなり後ろ)になるようにしている重心位置のシビアなグライダーに適しているのかもしれない。
ELFの場合は、バッテリーの交換が面倒なので外から充電できるというのはありがたい。


説明書はこちら

しばらく飛ばしていなかったら充電使用とすると充電中の音はすれども実際にはちゃんと充電出来ていない。
新しいのを買いに行ったら、何と製作者の具合が悪くなってもう作っていないという。

普段飛ばしていないのでこうなったのだろうが、飛ばせないとなると直したくなるのが人間のサガである(へそ曲がりのね)。
症状からすると、過放電でLiPoだけいかれた可能性が高い。
本来、LiPo自体は自己放電は少ないので過放電になる場合は少ないはずだが(調べるとμA単位の放電量の場合も多い)実際にはLiPoの内部の劣化や保護回路以降の外部回路での消費などで過放電になるものは多い。
保護回路付きのもので5年持つものもあれば、半年で駄目になるものもある。高温で保管すると特に悪くなり易い。
LiPoが劣化しただけなら適当なものに交換するだけで直るはずである。

交換は自己責任

交換は交換用の適当なLiPoさえ見つかればむずかしくない。
原因がLiPo以外だったりすると無駄になり、またLiPoはショートさせると大きな電流が流れるので、絶対にショートさせない方法を知っていないと危険である。

まあ、自己責任である。

交換用のLiPo

説明のPDFを見ると、バッテリーの容量ごとに設定充電電流と最大出力電流が決められている。
使用しているマイコンはTIのMSP430F2013という16bitのMPUが実装されている。
どのようにして容量を認識させているのか(ひょっとすると認識させてないかもしれないが)不明だが、取敢えず元のLiPoの容量に近いものを用意した方が良い。
LiPoも作り方でどの性能を重視するかは変わるようだが、細かいことを言わなければ充放電の適正な最大電流が異なるくらいで充電電圧はセルあたり最大4.20Vの定電圧充電すれば良い。
電流は容量の表示と同じ電流くらいは流せるものが多い(240mAhなら240mA)が、LiPoメーカーの保証がないとそれを超えると劣化や発火の危険性があり得る。

以上は、公式な話しである。
以下はあくまでも自己責任で発火する危険性を事故責任で試せないなら行うべきでない。

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さて、ラジコン用のLiPoには、保護回路が付いていない場合が多いが、民生用のLiPoは、安全性を高めるために保護回路が付いているのが普通である。
このスマートリポについていたLiPoの写真だが右側の黄色っぽいテープで覆われた部分が普通は保護回路である。


保護回路はちゃんとしたもの過充電、過放電、過電流があった場合に自動的に電流を遮断して事故などを防ぐものである。
中には、保護回路っぽい見せて実はぜんぜん違うものを付けるということもあるかもしれない(LiPoでは見たことないが他の製品では、あっと驚くような事が実際に、かの国ではある。このLiPoは未確認である)。
また保護回路が付いていても過充電と過放電だけ見て電流は明確に保護していないものも見たことがある(小さなLiPoなので発火する可能性はほとんど無かったが)。
容量が240mAh程度の小容量のLiPoでは、発火に至る場合は珍しく、大概は発火する前の樹脂などが溶けたり焦げたりする程度収まる場合が多いはずである。


トイヘリやトイ飛行機、トイドローン用などのものは、大電流を流すのが当たり前なので、メーカーの保証が無く自己責任とはいえ放電に関しては使えるだろう。
ハイテック 3.7V 240mAh でググれば結構出てくる。
ちゃんと保護回路が付いていそうだが、空ものは少なくとも放電電流に関しては電流制限が掛からないはずである。

自分の場合は、たまたま仕事で使っている廃棄する製品から150mAhの小さいものを抜き取って使った。
ま、どこのものとも知れない奴よりは安全かもしれない。
一応、充電前に動作させてラダーとエレベーターをピュッ、ピュッと動作させたがOKだった。

交換

交換は簡単である。付いていたLiPoと交換するだけである。

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シールが剥がれいるが上から見た写真でこの黄色いチューブをメス(カッター)で中を傷つけないように切り開く。


Cimg2523

すると両面基盤が出て来て裏面に電池が付いており(シリコン接着剤で固定されている)これを剥がすと写真ののように電池が繋がる線が見えてくる。
左の一部黄色く写っているのがセル自身の保護回路が付いているはずの基盤である。
この線を基盤のところで外すと器用で無いと半田が難しいので(しかも絡げも穴に通してもいない)自分のような不器用な人間は線のLiPoより片方づつ、切ってつなげて行くことを勧める。
片側づつにするのは作業中のショートを防ぐためである。


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この写真が新しいLiPoに交換した後である。
線は収縮チューブなどでしっかり絶縁しなければならない。


これが出来たら、元通り接続して受信機とサーボが十分動く電流が供給されるか確認する。

全体をもとの黄色いチューブなどで絶縁して切り開いた跡を縫い合わせて(テープで巻くなど)元に戻せば完了である。
ELFも良く飛ばすために重心位置がシビアなのでエレベーターのトリムをプロポの裏のレバーで微妙に変えられるようにしていたが、ちゃんと操作できるかしらん?

2017年5月11日 (木)

ラジコン飛行機の勧め その2:入門機卒業

ラジコン飛行機の勧め その2:入門機卒業

51urjekryrl_sl1280_その1では、とっつきやすそうなラジコン入門機をいくつかあげた。
なぜ入門機であるかというと、飛ばすのに必要な場所と価格の点で有利なのだが、やはり大きさが小さいということとプロポ(送受信機)の機能が簡略化されているので、やはり飛ばすのが難しい。
飛行機はヘリやドローン(マルチコプター)と異なり、機体の構造自体が自律安定性を持っているが、機体が小さいと動きが俊敏になり過ぎて並みの人間の反射神経(視覚系の処理には100ミリ秒単位の時間がかかる)では、対応が難しいのである。

そこで、ジャイロを利用した簡易的な電子式安定化装置を付けることで飛ばしやすくしている場合が多いが、ジャイロでは飛行機にとって重要な大気速度を直接測ることができないので風に乗って飛ぶという飛行機にとって重要な要素を無視した飛び方になってしまう。
6軸ジャイロというものもあるがこの呼び方は誤用でジャイロセンサー(角加速度センサー)は3軸より多くても単に冗長になるだけである。
6軸ジャイロと言っても実際には加速度センサーを3軸積んでいる場合が多いだろう。
これで、重力を含めた機体に加わる3軸の加速度が測定できる。
機体が止まっていれば正確に重力の方向がわかる。
機体の姿勢の変化は角加速度と加速度を正確に積分出来ればわかるが、実際には誤差があるのでかなり難しい。
地上を滑走中は激しい振動を受けるし離陸しても機体に働くプロペラの振動などのノイズから有効な動きを見つけて、風や機体の構造による揚力や偏向力から正しい向きを判断するのは大変である。
せいぜい加速度の中でも圧倒的に大きい重力の方向を大雑把に把握するのが関の山だろう。
統計的手法を駆使して機体のくせを学習させれば精度が上がるが、使用するマイコンの能力もさらに必要になる。
角加速度と合わせて上手く処理すれば特性の良い飛行機の失速は感知できるかもしれないが飛行する上で非常に重要な大気速度や迎角をこれらのセンサーだけで計算するのは至難のわざである。
舵の操作量と実際の傾きからおおよその大気速度くらいを計算するのはそれほど難しくないが(統計的な処理をすれば精度を上げられる)、良く出来たものでもせいぜいその程度のことだろう。
したがってクリティカルな状況では、ジャイロがかえって人間の正しい操作を邪魔をし、そのためにいつまで経っても正しい操作を覚えられない原因となりかねない。
そもそも6軸ジャイロなどと恥ずかしげもなく宣伝してる時点で眉唾ものである。

入門用を自由に飛ばせないからと言って落胆する必要はない。
こんなものきちんと飛ばせる方がどうかしているので、機械に操られながらも何とか飛ばせれば上出来である。
面白そうだと思ったら是非、ちゃんとしたプロポと普通に良く飛ぶ飛行機にも挑戦してもらいたい。

翼幅1mくらいになれば、飛ばし易い機体も増えてくる。
ただし、スケール機は、そもそも元の大きさで洗練された空力特性になるように作っているので、小さくすれば必ず空力的な破たんがある。
物理的な特性は大きさに比例しないことの方が多いので、大きさが変われば本来は最適な形状が変わるのである。
翼の形を少し変えたりして、ちゃんと飛ぶように努力している模型もあるが、そもそもテスト飛行に成功しているとは思えないものまである。
昔のラジコンは、ちゃんと飛ぶ方が奇跡としか思えないような機体ばかりのようで、それを奇特な先人たちは何とか飛ぶように努力して来たらしい。
ま、そういう伝統のためか今でも普通い飛ばない機体は珍しくない実に大人の世界なのである。
中には、そのまま組んだらパワーで何とか浮き上がっても人間わざでは操縦が不可能なものにしかならないような機体もある。
そういう目に合いたくなければ初物に手を出して人身御供にならないようにすればいいのである。
人身御供になるのが好きな人は他にたくさんいる。

誰かが飛ばしているのなら作り方や設定を含めた自分の腕の問題なのだが、当然、上手過ぎる人を基準にしてはいけない。

さて、セスナのような高翼で実機が小ぶりな機体は大体安定性が良くて初心者向きだと言われる。
高翼機は主翼の下に重心があるので常に左右を水平に戻そうとすると力が働く。上反角でもその効果があるが、高翼機はその効果が強いのが多い。
欠点は、強すぎる左右の安定性のため運動の機敏性が損なわれる。
ラジコンは外から見て操縦しなければならないので、左右の舵は向こうへ進むときとこちらに来る時では逆の操作をしなければならない。
ラジコンを何もやったことのない人にとっては、これに慣れるのは大変なことだが、人間は良く出来たものでそのうち何も考えずに正しい向きに操作できるようにある。
ヘリでも小型の飛行機でも車でもこれは同じことなので何かやったことのある人にとっては既に慣れていることである。
ラジコンはまっすぐ飛び続けるわけでなく、そのうち戻って来なければならないので左右の舵が切れるのなら最初から中翼機の運動性の良い機体でも良いかもしれない。
ちゃんと曲がりなりにも飛ばせるようになるには、人が乗るものと違ってどうせラジコンは必ず墜落するものなので中翼機の素直な運動性能が良い方が早く飛行機の飛び方に慣れるだろう。

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たとえば、発泡スチロールの板材の機体にカーボンのロッドで補強した翼幅1m前後の機体は中翼機だが飛ばしやすい。
TechOne Hobby でたくさん出していて、国内でも空もの模型屋さんで結構入手可能だと思う。
発泡させた樹脂の板にカーボンのロッドを埋め込んで剛性を出し、翼は抵抗を減らすために前縁を丸くし後縁を薄くしている(ただの板では大きな抵抗になる)。
翼幅は90cm~1.2m程度である。
デブには辛い細い機体だが、ラジコンとして飛ばすには十分な性能を持っている。
この手の飛行機は梱包材でできているので一括してコンポ号とローカルに呼んでいるが、壊れにくいし、修理も簡単なのに飛びは宙返りもロールも再度スリップもホバリングもこなせる。
ホバリングなどをするには舵の利きを大きくしなければいけないので普通に飛んでいるときに制御しきれずに墜落させる原因になるので、慣れないうちは舵の利きをうんと小さくすることを勧めるがその場合は言うことをおとなしく良く聞く良い奴になる。
慣れないうちは、プロペラを良く折るので発泡用の瞬間接着剤と予備のプロペラは必需品である。
電池は充電しながら飛ばすにしろ、2個は無いと待っている時間が長くなる。


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こういう機体を確実に離着陸させられなければ、尾翼式で引込脚式の戦闘機のスケールモデルを飛ばすのは無謀である。僕は必ず帰ってきますといくら叫んで見ても、現実は悲しい物語なのである。
ちなみに後ろに小さく写っている機体は一見、尾輪式の引込脚の特攻機にように見えるかもしれないが、気のせいである。もちろん飛ぶわけがない。路面を前のめりにならないようにまっすぐ走れるように練習するための車のようなものである ^^;
ま、趣味の世界なので済みません m(_ _)m


飛ばす場所など解決しなければ問題もあるが(空ものの模型屋さんに出入りすれば、そのうち仲良くなれそうな仲間に入れるかも)、いろいろな種類の飛行機を楽しむと、違う次元の面白味があることがわかるだろう。

さて、入門用のセットもののプロポと違って、ちゃんとしたプロポには役に立つ豊富な機能がある。

プロポの違い

どんなプロポでも飛ばせるのではないかと思うようなベテランの人もいるが、だからといって彼らがみんなきれいに飛ばせるとは限らない。
昔の送受信機を使いこなせる大ベテランの中には今時のプロポであろうと昔と変わらない使い方の恐るべき人もいる。
しかし、普通の人はおとなしく今時のちゃんとしたプロポを使った方が圧倒的に楽である。
自分は2.4GHzのデジタルプロポが出なかったらラジコンは飛ばせなかっただろう。

ラジコンの初期は、トン、ツーとかツ、ツーとかいう信号を送って制御していた。
子供ころ買ってもらった(1966?)ラジコンカーが、ボタンひとつで、ツと短く押すたびに前進・停止・後進を繰り返し、ツーで右、ツー・ツーで行ったん右を向いて左という制御方式だった。
車は墜落の心配は無いが、最初期のラジコン飛行機もこの方式だったらしい(1954年)。
(参考:今時のラジコン無線技術(PDFファイル))
さすがに、これで飛ばせるのは、奇特さと神業を併せ持つ人だけなので、チャンネルを複数設けた送受信機が開発され(1961年)、1965年には最初の比例制御方式が開発されたと記してある。

ラジコンのプロポは、2.4GHzのデジタルプロポができて飛躍的に使いやすくなった。
混信はまずあり得ないし(妨害は受ける)動作も正確である。
昔から飛ばしている人の中には、よくこんなので飛ばせるなと思うような、動きの鈍い機体を、道路をふらふら渡る酔っ払いのように器用に飛ばす人もいるが、恐るべき修練を積んだ人間にとっては、今のプロポなどおへそで茶を沸かす程度のものかも知れない。

そんな技術も忍耐もない自分は、ありがたく今のプロポとサーボを使わせてもらうのである。

今のプロポは2.4GHz帯等のISMバンドと呼ばれる、国際的に用途制限が少ない周波数帯を使っている。
もともとは産業科学医療用として汎用的に使うために、たまたま電子レンジ用として使われていた周辺を定めたのが発端らしいが、通信用としては、通じる保証することを全く放棄したために、自由に使えるというわけで利用と研究が進みんだため混信に強いスペクトラム拡散方式がさらに進化した形で広まった。
無線LANもブルートゥースもこの2.4GHz帯である。
無線LANもブルートゥースもデータの混信があっては使いものにならない。
ただし、最近の住宅密集地では無線LANが増えすぎて、近所で衝突することが増え、通信速度が遅くなる原因となっている。
そこで最近は使用者がまだ少ない5GHz帯(電波の直進性もさらに強いため弱まるのも早い)の利用が増えている。
ラジコンの電波も大勢で飛ばしても混信は無いが、妨害を受けて通信できない時間が増えるはずである。
実際に使う周波数帯は、一瞬で切り替えるものが多いため、通信が途切れてもわからない場合が多いのである。
さらに、2.4GHzでは、1サイクルの間に光が(=電気が)10cmちょっとしか進まない高い周波数なのでICの技術で小さく作らないといけない。
ICを開発するには高い開発費が必要だが、何しろ小さいので一個当たりの原価は多寡が知れている。したがって簡単に使えるようにしてたくさん作った方が良いのである。
というわけで、昔なら夢のような使い方が規制をする前にあっという間に普及して既成事実となったのである。


信頼性

ただでさえ、わけのわからない墜落(本人だけがわけがわからない場合も多い。傍から見れば単に下手なだけかも)が多いのに、プロポの信頼性まで疑わなくてはならないのでは、いつまでも経っても安心して飛ばせない。
海外製のプロポは確実に進歩しているだろうが、中には、他のプロポを激しく妨害するものもある。

飛行クラブの中では、国産のプロポを使うのが当たり前と思っている人が多いだろう。

ところがぁ、
たった2社しか無かった日本のプロポメーカーのうちの一社であるJRプロポが、ほとんど倒産状態である。(あ、そういえば三和さんも空用のプロポ作っていたんですね。関東ではほとんど見かけないので ^^;
したがって、国産のプロポで今買う選択肢といえば、フタバしか残っていない(三和さんは、空用は、中途半端なものしか無いようなので)。
子供のころは鉄道ファンだったので、迷わずJRを買ったのだが、寂しい限りである。
JRのプロポに大きな不満は無かったが、テレメトリーで高度計が30mくらいしか届かないとか、大気速度計がデタラメな値しか示さないとか、修理に出しても、明確な原因がわからなかったりとかいうことがあったが、それがおかしくなる予兆だったのかも知れない。
高度計と大気速度計のテレメトリー以外は、おかしくなっていないので今のところ、の頃から会社がおかしくなっていたのかもしれない。
それ以外は、特に不満も無いので、作りはしっかりしているから当分は使えるだろう。
フタバも問合せのレスポンスは良いらしいし、なにより文句があったら、最初から諦めずに聞けるというのが良い。
腕に問題を抱えている人間は、怪しげなプロポは怖いのである。

出力調整機能(ミキシングなど)

さて、空用のプロポでもうひとつ重要な要素は、出力調整機能である。
ヘリ用は、ピッチ、エルロン、エレベーター機能を個別にメカで作るよりも、単純に3個のサーボでスワッシュプレートを120度間隔で支えて、それぞれの機能をマイコンで作動量として算出して動作させる方がメカが簡単になり、信頼性も上げやすいため今や必須の機能だが、飛行機にも様々な調整機能がある。
どういう機能を持っているかは機種によって異なり、メーカーによって名称も異なるが、代表的な機能を上げて見る。
なお、用語についてはJRプロポの用語である(鉄道ファンでもあるので、迷わずJRを選んだので… ^^;

●飛行機用スロットル用クリック
飛行機やグライダーの場合、スロットルは細かい調整よりも勝手に動かない方が好まれる場合が多い。そのためスロットル方向には板ばねなどでクリックを付けるのが標準である。
ヘリ用として使う場合は、他の舵を切るとスロットルも動かさないと高度を保てないので、このクリックは間違いなく邪魔になるが、飛行機の場合は、スロットルが意図せずに勝手に下がる方が怖い。
もっとも、ヘリを飛ばしていたのならクリック無しでもぜんぜん不便を感じないだろう。
●ディファレンシャル
飛行機が旋回するときは、機体を左右に傾けて揚力の一部を内側に押す力に変えて旋回するのが基本だが、エルロンの外側を下に下げると翼形の関係から上に上げるよりも強い抗力(抵抗)を受け易い。
下側に下げるのは外側のエルロンなので、旋回を邪魔する力になってしまうので、ディファレンシャルと言って(現象はアドバースヨー)下側のエルロンの利きを弱くすることが良く行われる。

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サーボのニュートラルをずらすことでメカ的にこれを実現できるが、左右別々のエルロンを搭載している機種はプロポのディファレンシャルの設定で簡単に調整できる。
エルロンの実際の効き方は主翼の長さ、エルロンの位置、主翼のねじれに対する強度、機速などで変わってくる。
翼が捩じれると意図した方向とは逆に翼が捩じれて反対方向の力が働くし、エルロンが先にあるほど抵抗の影響も大きくなる。
機速が低いと迎角が大きくなり、上側のエルロンは主翼にますます隠れて効きが弱くなりアドバースヨーの影響が大きくなる。
この相互に複雑に絡み合った影響が飛行機の醍醐味で機体設計の優劣が出てくる所以である。
グライダーの場合は、ちょっとしたことの積み重ねで戻ってどれだけ飛べるかが変わってくる、面倒くさい、いや、高度な世界なのでこういう調整に神経を使うべきだが、普通の飛行機は、墜落を防ぐ意味でも(低速でアドバースヨーに入ると操作ミスを犯し易い)ディファレンシャルを付けたれば良い程度に思った方が良い。
実機のようにまっすぐ飛んでるときは短く、どうせ、狭いところでくるくる飛ばすので、舵やスロットルは頻繁に動かさなければならないのである。
50%程度(半分)にしておいて実際のディファレンシャルの量は飛ばしてどちらに機体が振られるかを見て気になるようなら調整すれば良いだろう。
●エクスポ(exponent)
ラジコンならではこの機能は非常に重宝する。
飛行機の舵の効きは、同じ角度だけ曲げても高速であるほど強く効く(おおよそ速度の二乗に比例する)
普通の飛行機は、舵の利きが良くなると操縦桿も重くなるので、いきなり急な舵を切るということが無い(フライバイワイヤで機械仕掛けで舵を操作している場合も舵の重さを操縦桿にきちんと伝わるようになっている。北朝鮮の飛行機ならどうかわからないが)。
模型の場合は、大体サーボは風の強さに関係なく頑張ってくれるので、人間の方で加減しないと一瞬でロールを打って墜落なんてことも、言うことを聞かない初心者に多い。
エクスポを設定するとこのミスを防ぐ役に立つ。
エクスポを掛けると中心付近ではスティックを倒してもゆっくりし動くが端の方では大きく動くように設定できる(その逆も可能だが何に使うかは考えたことが無い)。
大概の人は、この設定で、不意に大きく切ってしまうミスを防ぐことができる。
エクスポはエルロンでは大きめに、飛んでるときはあまり使わないが離着陸や地上では良く使うラダーなどは小さめにせってするという程度の使い分けは普通である。

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JRでは、次のデュアルレートと一緒に設定できる。
P0やP1などはフライトモード別の設定を表わし、D/Rでデュアルレート、EXPでエクスポを表わしている。
この写真の例では、P0が舵角を押さえ目の普通の飛び方で、P1,P2と舵角が大きくなるが、EXPも大きくしているので、センター付近はどれも大きくは違わず、端のほうだけ大きく異なるようにしている。
P3は直線的になっているがフライトモードは3ポジションスイッチに割り当ててあるのでP3には入らない。
なお、この機体のサーボは、感度の良いデジタルサーボを使用して、少ししか動かないセンター付近でも微妙な調整ができるようにしている。
●デュアルレート
エクスポがスティックと舵の動き方の割合を決める機能に対しデュアルレートは単純に、サーボへ送る最大の動きを制限する。
単純に舵角を制限するものだと思えば良い。

サーボの仕組み
受信機は送信機から届いた信号に従って単純に出力するだけ(電波が途絶えた時にセーフモード位置に動かすことだけは例外)である。
サーボの回転角は、0%を基準とするとプラス/マイナス +100%~-100%などで動作範囲を表せる。
Servopwmサーボに行く信号は、信号のONの時間の長さでこれを表現している。オンの時間が1500μs(=1.5/1000秒)のとき中心を表わし(フタバは1520μsで少しだけ違う)、回転角度は時間を長短させることで行う。
プロポの作り方にもよるがJRでは±400μsで±100%となるようである。
1500+400=1900μsで100%の舵角。1500-400=1100μsで-100%の舵角となる。
信号自体は±600μsまで調整できるようなので±150%までサーボを動かす信号を送れる。
実際にサーボが動くためにはサーボがその信号を受け付けることと、それだけ動いてもサーボの動作が邪魔されないことが必要である。
ヘリのローター用のサーボでは、ピッチ+エルロン+エレベーターの複合した信号になるので各舵が100%でもピッチが一番上でエルロンとエレベーターの動作が加算されるので実際の動きは100%を大きく超える。
ヘリはこれは当たり前のことなので注意する必要がある。
場合によっては、その信号の値が出せない場合や、サーボの腕が当たって物理的に動けないなどの場合が起きる。
飛行機の場合は、こういう場合は少ないがそれでも複雑なミキシングでそうなる場合がある。

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物理的な限界にたしてはJRではリミットアジャストというその値以上の信号を送らない設定を方向別に設定できる機種がある。

●スロットルカーブ

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ヘリではスロットルカーブやピッチカーブは、ちゃんと飛ばすためには必ず調整が必要になる。
飛行機はピッチカーブは無いが、スロットルカーブは設定可能な場合が多い。
ただし、必要なら設定するという程度の需要である。
エンジン機ではエンジンを停止するためのスイッチを設定する。
モーター機では、可能なら、モーターを切ることのできるスイッチを設定しておけば、モーターは簡単に回ってしまうので不意の回転を防ぐために役立つ。
●トラベルアジャスト

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デュアルレートに似ているが舵の利きを左右別々に制限する必要がある場合に使う。この機能が無いプロポも結構あるようだ。
サーボモーターを使った引込脚の場合は、サーボの位置の調整が微妙だが、この機能を使えば、脚を閉じたときと開いたときのサーボの動作量を正確に簡単に設定できる。
リミットアジャストでも同じことができるがリミットアジャストはミキシングの結果に対しての制限なのでヘリのスワッシュプレート等のミキシングが多くはいる場合に有効である。
●飛行モード(フライトモード)
フライトモードを設定できれば、設定できる数だけエキスポやデュアルレートなどフライトモードに対応した設定を設定することができる。
通常の飛行とホバリング時では舵の効かせ方がずいぶん違うがこれを肩などに付いたトグルスイッチでふたつ、又はみっつなどと(複合させてもっとたくさんのモードを選べる機種もある)設定することができる。
風の強い日に地上滑走するためにはラダーを飛んでるときに使うと危険なほど目一杯動かす必要があるが、その選択にも使えるし、ホバリングさせるために使うこともできる。
グライダーなどは、上昇気流に乗っているとき、次の上昇気流を探しているとき、速度の低いとき、速いとき、着陸するとき等々、細かい設定をしたいときがある。
もちろん各設定を間違えずに選択できる技を持っていればの話しである。

プロポは6チャンネルもあれば最初は充分だと思うかもしれないが、飛ばしているうちに、慾が出て来てもう少し良いのにしておけばよかったと思う人が多い。
また2台あっても多過ぎると思うことは少ないだろう。
自分の場合でいえば、最初はJRのDSX7から始まって、すぐ11X ZEROを買い、飛行機を始めてから手投げ機用にXG8を買い、11X ZEROをXG11MVに変更した。
DSX7は飛行機用としては機能が貧弱で最近は、もっぱらシミュレーター用である。

モード1とモード2

プロポのスティックの4軸のうちスロットルだけはセンターが無く、オフとフルの間の任意に位置を使うが、この位置が右側にあるか左側にあるかでモード1とモード2に分かれる。(あまり見かけないがモード3と4もある)
モード2は、右側のスティックでエレベーターとエルロンを動かし、左側でスロットルとラダーを動かすので一見実機(実機のラダーはペダル)のようで良さそうだが、実際に実機も操縦する人であってもモード1の方を勧める。

Cockpit2

どうせ、実機の操縦桿とは操作感覚が違うのだからはっきりと違った方が混乱が無くて良い。


モード1を勧める理由は何と言っても、日本ではモード1を使う人が圧倒的に多いからである。
モード1は右でスロットルとエルロン、左でエレベーターとラダーである。
日本ではヨーロッパと同じように、なぜモード1が普及したのかわからないが、国内では圧倒的なシェアなので、機体の調子を上手い人に見てもらうのにモード2では、ほとんど2の足を踏まれるだろう。

プロポの操作をいちいち考えながら行っていては、安全に着陸させることはできない。
エルロンが逆なの飛ばしてから気が付いて、できるだけエルロンを使わずにどうしてもエルロンを打た無ければいけないときだけ考えて打って、無事着陸させるという技を2回も見せてくれた自分の師匠でもモード2のプロポでは飛ばさない。

ちなみに実機も実際に飛ばす人(パイロット)も一人を除いて知ってる限りモード1である。
唯一知っているモード2の人は、普段は上手なのに、なぜかときどき舵を打つのを間違えて、墜落させるときがある。
動物的な勘が良くない限り、なまじ実機と似ていない方が良いのかもしれない。

リチウム充電池

バッテリーもその場で充電できるようにしていても予備があれば続けて飛ばせる。
機体は受信機とバッテリーを除いて2万も出せば十分変えるが、飛ばすためにはプロポと充電器が必要になる。
充電器はリチウム充電池は、充電時に印加電圧を0.01V単位で正確にコントロールできるリチウム充電池用のものでないと、発火や爆発をするので注意してもらいたい。
この点に気を付ければ最初は1万円以下のものでも良いかも知れない。
充電器は、ふたつくらいあった方が早く充電出来るので、大きいのが必要になってから大容量のものを買っても良いかもしれない。

今は、リチウム充電池も発火し難いセパレーターやらの材料があるため昔よりは安全でラジコンで使うポリマー型のリチウムイオン充電池はポリマーで無いものと違ってよく燃える液体を使っていないので安全性は高いはずだが、ポリマー型は、いい加減な工場でも作れるということなので、あまり信じない方が良い。
不良品や安いセパレーターを使っている場合は、衝撃や変形などによって、徐々にゆっくりと時間を掛けて発火のプロセスが進行する場合があるので、空気を遮断し、発火しにくいものに入れて保管する必要がある。
過充電が発火する原因として一番有名だが、ちゃんとした充電器なら過充電にならないように個々のセル単位で電圧を見ている。また突然発火する場合よりもそばにいれば煙や音が出るのに気付く場合が多い。
保管中には発火しないと間違った情報を書いているサイトもあるが、これは間違いである。
また満充電状態が一番危険であるが、満充電で無くても発火する可能性は0では無い。
劣化(過放電による劣化を含む)によりガスが発生して膨らむことがあるが、この場合は過充電による酸素の急激な発生と違ってちゃんとした製品なら二酸化炭素などの安全なガスの場合が多いようである。またリチウムイオンのように金属のケースで密閉されているわけでもないので内圧が異常に高くなって内部の絶縁が破壊される可能性もあまり考えなくて良いだろう(本来リチウム充電池は高圧の対策が取られていなければならない)。
充電器は、個々のセルの電圧まで見て安全限度の4.2Vを絶対に超えない用にちゃんとできていなければならない。
そうでないと膨らんだ場合、過充電による酸素の発生の危険性を排除できない。
携帯電話やデジカメなどの民生用のリチウム充電池は、過電圧、過電流、過放電の保護回路がセルのそばに組み込まれているので、危険性は格段に下がるが、リチウムポリマーはポリマーで無い電池と違って大した生産設備が必要ないので、品質管理意識の低い工場でも作れるとのことであまり信用しない方が良い。

リチウム充電池の保管は、満充電状態と高温はできるだけ避けて、万一発火しても安全な容器に入れるなどして仮に発火しても安全を確保しなければならない。
特に衝撃を受けたり、傷ついた電池は徐々に発熱する可能性が高くなる。 満充電と高温は発火の危険性もあるが、正しく充電した場合はよりも劣化の方がより現実的な問題である。
満充電と、高温が重なると理落ち有無充電池は急激に劣化が進む物が多い。
経験から言えば、満充電で夏に1週間放置して飛行時間が半分以下になるまで劣化した場合がある。

リチウム充電池のまとめ

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空用のリチウム充電池は写真の本体から出ている個々のセルの電圧監視用の白いコネクタで個々の電圧が監視できる信頼できる充電器を必ず使い、充電時は異常があればすぐに対処できる近くに待機し、保存する場合は最大でも90%以下(出来ればセルあたり4.0V以下。ただし、3.6V以下は放電し過ぎ)にし、35℃以上にならない屋内に、発火対策をしたケースに(酸素を吸い込まない、発熱で穴があかない、ある程度の圧力に耐えられる)保管する。
怖いので車に積み込んだままという人も利用だが、直射日光の当たる車内への放置は確実に劣化を早める。
冷やせば良いと冷蔵庫に入れると結露で過放電になるかもしれないのでこれも危険である。

今は、リチウムポリマー充電池は、過充電と過電流に気を付けていれば壊れたり劣化はして手で持てないくらいの熱は出るけれども、火が出たり爆発したりしない物はできるはずである。
しかし、日本のLiPoを輸入している会社にそれを確認できる能力のある会社はほとんど無いだろう。
したがって、説明書に書いてある通りリチウム充電池はいつ火が出ても大丈夫なように保管して使うものと考えることが危険を避ける確実な方法である。

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